吟醸酒は、+5〜10の超辛口

甘く感じられるのは、香りによる錯覚

 

清酒の甘み……清酒に辛い成分は入っていない

日本酒は、米と水から醸造されます。

米はデンプンが主成分。

麹の酵素でブドウ糖へ分解されて初めて、

甘い糖として認識されることになります。


発酵開始6日目で日本酒度-50位になります

糖1分子からアルコール2分子できるのですが、

アルコールの揮発などで実際には、

純米原酒でアルコール度数18度位。

日本酒度比重計で5から+5くらいにおさまります。


甘口・辛口は、日本酒度=比重計で表されます。

15度に保たれた清酒に、日本酒度計と言われる比重計を浮かべます。

糖分の多い清酒=甘口では浮きマイナスと表示され、

糖分の少ない清酒=辛口では、沈みプラスと表示されます。

しかし甘みと酸味は互いに消し合うので、

味覚的には、起点=0で直角にならず、

下記のグラフのように感じます。

糖分の少ない酒を辛口という。


素材の旨味は、クリアなほど生きる

旨味の相乗効果。グルタミン酸・イノシン酸

 

和の食材 洋の食材 中華の食材
グルタミン酸 昆布 漬け物 トマト・ネギ・セロリ ショウガ・ネギ
イノシン酸 鰹節 鶏肉

 

 

相乗効果・・・グルタミン酸・イノシン酸の割合が。50%ずつの割合がベスト。

 

日本酒と塩味について

日本酒ばかりでなく「塩味」を持っている酒は、

日本酒・ワイン・ビール・焼酎・ウイスキー・ブランディー等々の中にはない。

旨味・甘み・酸味・苦味を持っている日本酒には、強い塩味が合い、

甘み・渋み・酸味を持つワインには、旨味と塩味のチーズ。

ウイスキーやブランディーのように、主としてアルコールの甘みが生きる酒には、

渋み・甘みのチョコレートや、旨味と塩味のビーフジャーキー等が合う。

「禁断の旨味」=必要以上に濃い味を味覚から消し去ることによる快感があります。